正しい文法とは

日本の英語教育の現場では、単語・熟語とともに正確な文法も教えています。学生時代、この文法に苦戦した人もいるのではないでしょうか。しかし、私たちが習った文法が、英語の現場では使われていないことがあるそうです。つまり、文法的に正しいことと、実際に使われていることにはズレがあるということがいえると思います。


これは、日本人が必ずしも正しい文法で日本語を使っていないことと同様です。たとえば、「全然」という言葉は本来「全然~ない」というように、否定の意味で使うのが正しいそうです。ところが、最近は「全然大丈夫」というように肯定文で使われるのも一般的になっていると思います。これはもはや、文法的にどうこういえる話ではありません。言葉の使い方や意味は時代とともに変わっていきます。


英単語の例も紹介します。最近では“partner”という単語がわかりやすいでしょう。パートナー、相方といった意味がありますが、最近は同性愛者の相手を示す場合に使うケースが多くなってきているといいます。ある映画の中でも、同性愛のカップルが相手を紹介するときに、“This is my partner.”と話しています。


おそらく、100年前に“partner”と表現しても、それが同性愛者の相手という意味に考える人は。いなかったのではないかと思います。しかし、彼らの存在や地位が世の中にも認められるようになり、“partner”という単語の含む意味が、本来持っていたものから変わってきているということです。